WEBサイトの作成といってもレベルはさまざまです。個人店などではオーナー様が頑張ってそれなりのWEBサイトを作ってるなんて話はよくあります。今では無料で使えるサイト作成サービスなんてものも多いので、一昔前に比べれば簡単に出来てしまうわけです。お店の宣伝などであればWEBサイトがあるかどうかが重要になりますので、それで十分なわけですが、ECサイトとなるともう少し難しくなります。
ECサイトでは実際にモノを購入できる必要があります。そのために、ショッピングカートの機能などを持ったECサイト構築をしなければなりません。方法はさまざまですが、前述の規模の個人点であれば一般的に使われるのはASPになるでしょう。ASPでECサイトを構築する場合には、月額でECのシステムをレンタルしてもらう形になります。ブラウザで動かせるため、ソフトウェアやサーバーを管理する必要がなく、簡単にEC管理・運用が可能になります。しかし、テンプレートの数が少なく、そのカスタマイズの範囲も狭いため似たようなECサイトが多く存在することになります。割と使ったことのあるECサイトで似たようなサイト多いなあという印象をお持ちだった方もいるのではないでしょうか。そのほとんどは何かしらのASPでECサイトを構築していたというわけです。ただし、ECサイトを運営するのに必要な機能はそろっていますし、もちろんASP提供側のサポートも手厚いものがついています。ECができればいいという方はASPでも何の問題もないはずです。
しかし、もっと理想をいえばECパッケージでECサイト構築ができるなら最適です。ECパッケージとは、行ってしまえばASPの上級版です。よりグレードの高いECサイトを作りたいのであれば、パッケージを使う必要があります。自社サーバー内にパッケージシステムをインストールして、構築していく形なので、独自性を出したカスタマイズがしやすいことが特徴です。ただし、パッケージそのものをレンタルではなく購入することになるため費用が高くなります。導入後のサーバー管理等の手間が必要になるのでシステム担当のスタッフが必要になってくるなど、大規模かつ売上の大きなサイトでないと現実的に導入することは難しいでしょう。目安としては年商1億以上と言われています。
代表的なECパッケージといえば、導入数や知名度からecbeingではないでしょうか。恐らく、ECパッケージの業界では一番有名な会社だと思います。導入しているECサイトも恐らく聞いたことがあるECサイトばかりのはずです。つまり、一流のECサイトが選ぶECパッケージがecbeingになります。ただ、どれだけ良くてもやはり高価なものなので、前述の年商1億円が導入の基準になるはずです。初期費用で500万円以上は必要になります(月額でも数十万円)。それでも1000社もクライアントを抱えているのだからその信頼度が分かるはずです。パッケージのECサイト開発力や安定性が高いという品質面での評価はよく聞きますが、マーケティングに強いということもここのECパッケージではよく言われます。100名を超えるマーケターが社内にいるため、サイトのCV増に貢献してくれるそうです。確かに、高額商品なのでクライアントの売上が落ちてしまうと自分たちの商品を維持できなくなってしまうわけですから理に叶ってますよね。WinWinのEC環境の構築こそecbeingの最大の特徴と言えるのではないでしょうか。
以上、ECサイト作成と簡単に言いますが、費用も規模も全然違うということを知っておくといいでしょう。